はじめに
先日、NFTをこう(@kou3299)さんにGiveawayしていただく際に問われました。
ウォレットアドレスを教えてください
え、財布?アドレス?
僕は無知でした。
NFTを所持するには、そして暗号資産を安全に取り扱うにはウォレット(財布)が必要だということを知らないまま暗号資産の口座を開設していたのです。
これらを所持するための財布にも色々ありますが、今回は無料ですぐに作れるMetaMaskについてのお話です。
個人情報や本人確認書類は一切不要です。
本業は薬剤師。映画、読書、家電のIoT化、投資などが趣味。2022年現在3歳児と5歳児の父。
Twitterを始めてから暗号資産関連の情報が多く入ってきて口座を持つことになる。
その後、NFTを手に入れたこともあり、関連付けて勉強中。
・2022年8月クリプトリテラシー検定初級合格
twitter:ほろろ(@OchaGenmaicha )
ウォレットの必要性
僕は暗号資産というものを投資の一種としか認識していませんでした。
つまり、それは株式や債券と一緒で、口座を開いてさえいればそこに保管され続けているものだと思っていたのです。
その認識が誤っているわけではありません。
実際のところ、Coincheckで口座を開くだけでウォレットは所持できます。
Coincheckで入出金する際にもこのウォレットを通して行うことになるので知らず知らずのうちに使っていました。
ところが、このウォレットには2022年8月現在NFTを入れることができません。
そこで必要になってくるのがMetaMaskのようなソフトウェアウォレットです。
用途はNFTの保管や送信だけでなく、暗号資産のやり取りもできます。
暗号資産やNFTを扱う上では必須となります。無料で持てるので作ってみてください。
MetaMaskの始め方
ここではスマホアプリでの始め方をご紹介します。
パソコンで始めたい方はこう(@kou3299)さんが紹介しているのでご覧ください。
まず、アプリをダウンロードしましょう。以下の画像はiPhoneのApp Soreです。OSがAndroidの方はGoogle Play Storeから入手してください。
ここまでは次々とタップしていくだけでサクサク進んでいけます。
ここでパスワードの作成を求められます。8文字以上であればいいのですが、なるべく複雑にしましょう。
僕はアルファベットの大文字と小文字、数字、記号を組み合わせました
ここからが一番大事なパートです。
表示をタップすると12個の英単語が表示されます。
紙とペンを用意して全て順番通りにメモをしてください。
急にアナログな手法ですが、万が一ハッキングされた時に流出の恐れがあるのでデジタルでの保管はお勧めしません。
メモが終わったら続行をタップしてください。
次の画面では今メモをした英単語を順番通りに選択していきます。
正しく選択できたら作成が完了となります。
Coincheckに送金してみる
Coincheckなどの取引所とMetaMask間で暗号資産を送り合うことができます。
今回は僕のMetaMaskにETHが入っていたので、Coincheckに送るところをお見せします。
最初にCoincheckのアプリでウォレットを開き、ETHをタップします。
Ethereum入金用アドレスが表示されます。アドレスの後ろにあるアイコンをタップしてコピーしましょう。
次からはMetaMaskのアプリ上での操作です。
先ほどCoincheckのアプリ上でコピーしたアドレスをペーストします。
0xから始まる文字列を指定されています。先ほどコピーしたアドレスも0xから始まっていました。
ペーストが完了したら次へをタップします。
アドレスを間違えると入金ができず、返金されることは絶対にありません。
必ず手順通りにコピー&ペーストで行いましょう。
送信する金額を指定します。
手数料が表示されます。今回は大体50円くらいでした。
ガス代とはEthereumネットワークにおける手数料のことです。その時々で一定ではないので、見積もりという表現がされています。
Coincheckのアプリ上で入金を確認できました。入金までには少し時間がかかります。
終わりに
僕は何度かMetaMaskを通して入出金をしていますが、その瞬間は未だに緊張します。
どこかで間違えてうまくいかないとその暗号資産は絶対に返ってこないからです。
最初は何か救済の手段があるだろうと思っていました。
しかし、クリプトリテラシー検定でも設問として問われるくらいに揺るぎない事実でした。
暗号資産の世界はとことん自己責任という言葉が付きまとうことを実感します。
慎重に扱ってね!
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