ドーン!
暴★落
はじめに
今回は趣向を変えて一部の人にとっては心臓に悪い閲覧注意の画像から始めてみました。
何のグラフかというと2022年8月19日のビットコインを襲った無慈悲な暴落です。
とは言え、過去に起きた暴落に比べるのが烏滸がましいほどチャチな下降幅です。
しかし、こんなグラフを定期的に突きつけられると心穏やかではいられません。
「だから、仮想通貨は危ない」
そんな世間の声が聴こえてきます。
分かります。分かりますよ。
ところで、この言葉は聴いたことありますか?
ドル・コスト平均法
あ!パパが寝言で呟いているやつ
うん、パパは病気かもしれないね
聴いたことがない方のために今回はそこから簡単に解説。
本業は薬剤師。映画、読書、家電のIoT化、投資などが趣味。2022年現在3歳児と5歳児の父。
Twitterを始めてから暗号資産関連の情報が多く入ってきて口座を持つことになる。
その後、NFTを手に入れたこともあり、関連付けて勉強中。
つみたてNISA、ジュニアNISAをフル活用(ドル・コスト平均法)で投資をしている。
・2022年8月クリプトリテラシー検定初級合格
twitter:ほろろ(@OchaGenmaicha )
ドル・コスト平均法って?
ドル・コスト平均法について、まずはWikipediaでの説明を見てみましょう。
ドル・コスト平均法(英: dollar cost averaging、DCA)とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して積立投資をする。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。
ここで言う「ドル」とは単に通貨という意味である。そのため、USドル建てで投資することを意味するものではない。
Wikipedia
例えば、我が家の場合はつみたてNISAと子どもたちのジュニアNISAで毎月米国の投資信託商品を買っています。
これもドル・コスト平均法に沿った買い方です。
どうしてこんなことをしているのか、というと以下の理由が挙げられます。
- リスクの分散をするため
- 生活費を圧迫しないようにするため
- 投資をしつつも精神的安寧を得られるため
1. リスクの分散をするため
投資を行う上でまとまったお金を一気に運用するのはリスキーな行為です。
投資商品が購入直後に暴落すると目も当てられません。
しかし、いつが一番安いタイミングかなんて誰にも分かりません。
そこで高い時も安い時も関係なく一定のリズムで無心で購入するスケジュールを組むことで平均を取ることができます。
この手法は最高の成績を叩き出すことはできませんが、最悪の事態は避けられます。
投資におけるリスクという誰もが忌避する一番の弱点を薄めることができます。
あとは自身が売りたいと思う金額になるまで買い続けるだけです。
2. 生活費を圧迫しないようにするため
単純に一気に投資にお金を回してしまうと、身動きが取りにくくなってしまいます。
入用になった時に今は減益しているから現金化できない、なんてことになったら困ります。
毎月の積み立てであれば、貯金をする感覚とそう違いません。
そもそも僕は貯金するくらいなら配当金の出る投資をします
3. 投資をしつつも精神的安寧を得られるため
1で触れたようにただ一定のリズムで買い続けるだけなので、スケジュールさえ組んでしまえばすることはありません。
上がってようが下がってようが、自分の売りたい時期や金額になるまでは何もしないのが吉です。
配当金目的で買う人はチェックする必要すらないでしょう。
意識のリソースを投資に割く必要がないので、今まで通りに暮らしていけるはずです。
気になる人は見てもいいけどね
そもそも積み立て型の投資をしている人の多くが配当金を得ることを目的としています。得られる配当金は投資している金額に比例します。
あれ?それならゆっくり積み立てている場合じゃなくない?
全くもってその通りで、配当金がたくさん欲しいなら、なるべくたくさんのお金を投資に回した方がいいんです。
複利のことを考えてもそれは自明な結論です。
しかしながら配当金が貰えても、元の金融商品の価値が暴落してしまうと穏やかではいられないのが人の心というもの。
鋼のメンタルがなければできない豪快な手法と言えます。
貴方は配当金を取りますか?それとも心の平穏ですか?
ドル・コスト平均法についてのまとめ
ドル・コスト平均法は投資というリスクの絡む世界で安定的にリターンを得る手法だと言えます。
ローリスクな分、ハイリターンは狙えません。
でも、もうちょっとリスクをとってもいいからリターンも得たいという方に向いているのが、この次に紹介する暗号資産をドル・コスト平均法で運用するという手法です。
Coincheckつみたてで簡単にドル・コスト平均法
暗号資産の運用でもドル・コスト平均法が適用できます。
Coinchckには「Coincheckつみたて」というサービスがあり、簡単に積み立てていけます。
Coincheckのホームページにあるこちらの表を見ていきましょう。
対象者
- 当社に口座をお持ちの個人、法人のお客様
Coincheckに口座を持っていることが前提です。
まだ持っていない方はこちらで口座の作り方をご確認ください。
取扱通貨
- BTC, ETH, ETC, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, MONA, XLM, QTUM, BAT, IOST, ENJ, OMG, SAND (取扱通貨は、順次追加予定) ※ETCは一時取扱停止中
幅広いラインナップですね。
初心者の方は一番メジャーなBTC(ビットコイン)かNFTの取引に使われるETH(イーサリアム)を選択するのが無難でしょう。
積立金額
- 月々1万円~100万円の範囲で、1,000円単位
BTCもETHも1コインあたりの金額はとても高いです。
しかし、1コインから買わなければならないなんてことはなく、1万円あれば積み立てていけます。
2022年8月21日現在の金額
BTC:2,910,242円
EHT:218,241円
何度かの暴落を経つつも年月を重ねてここまで価値が上がったんですね。
長いスパンで利益を得ようとするドル・コスト平均法と相性がいいことが分かります。
口座振替手数料・サービス利用手数料
- 無料
こちらは無料となっています。
しかし、もちろん全てが完全無料ということはないので次の項目を見てみましょう。
手数料相当額
- 0.1〜4.0% (カバー先又は当社取引所の価格に対して)
かなりの幅がありますね。これだけ見てもどういった時にお金がかかるのか分かりません。
そもそも手数料相当額とは何なのでしょう。
別名スプレッドと呼ばれるこの厄介者は暗号資産を販売所から買うために発生します。
暗号資産の購入の仕方は二通りあります。
- 販売所から購入
販売所(Coincheck)が売却を希望する人を探してくれるので、そのマッチングの手数料を取られます。
- 取引所から購入
自分で売却を希望する人を探すので手数料は取られません。
販売所は売却希望者から買い付けた時の金額と購入希望者に販売した時の金額の差から利益を得ており、これがスプレッドとなります。
言い換えれば販売所は暗号資産専門の卸業者ですね。
それなら毎回取引所から購入したら?
ところが、Coincheckつみたてでは必ず販売所から購入になります。
最初の積み立ての設定さえすれば後は全部自動的に行ってくれるのでそのサービスの対価と割り切りましょう。
もちろん、Coincheckつみたてを利用せず、自分で毎月決まった日に決まった額を取引所で購入することで、手数料が発生しないようにすることも可能です。
入金方法
- 指定の銀行口座から毎月引き落とし
今のところ、クレジットカードを通してといった方法はありません。
まとめ
最後に暗号資産の積み立ての特徴をまとめます。
- 短期的に利益を狙う場合に比べるとリスクが低い
- 投資信託の積み立てに比べるとハイリスク・ハイリターン
- Coincheckつみたてを利用すると簡単に始められる
以上の特徴から暗号資産初心者向きの手法と言えますね。
また、暗号資産はWEB3.0やNFT、メタバースの盛り上がりによって将来性が高いと考えられています。
未来への投資と考えて始めてみるのも動機としては面白いですね。
ところで、投資としては株や投資信託に較べて見劣りする部分があることも忘れてはいけません。
それは配当金が得られないことです。
利益を出すためにはいつかのタイミングで自分で判断して売却しなければいけません。
配当金がないのは嫌だけど暗号資産の将来性には期待したい、という方はレンディングがお勧めです。
レンディングについてはこちらで解説します。
また、暗号資産の取引については税制面の整備がまだ不十分です。
株や投資信託だとNISAやiDecoなど一定額までの投資は課税が免除される仕組みがあります。
詳しくは僕はTwitterで知り合ったマタギ仮想通貨ブロガー(@crypto_genjiro)氏の記事をご覧ください。
暗号資産との付き合い方って色々あるんだね
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