【あの商品が禁止！？】ebayで輸出に挑戦！〜第3回　初めての輸出編〜

どうにかebayとPayoneerへの登録という高くそびえ立つイングリッシュのウォールを乗り越え、いよいよsellのtimeがcomeです！

切り替えまして、今回はセラーとしてebayに参戦した僕と妻の体験をお送りします。

妻のメルカリでコツコツ積んできた実績は活かせるのか、Youtubeの動画で学んだノウハウだけで戦えるのかご覧ください。

さあ、出品だ！

知れ、日本の文化を。

ebayには日本の文化が大好きなバイヤーがたくさんいます。

相撲という日本の国技をあしらったこのライターは世界中のセラーが集うレッドオーシャンへの船出にはうってつけと考えたのです。

ebayの販売形式はオークションと即売があります。

このライターは他に販売例がなく、参考となる価格情報がなかったのでオークションにかけてみることにしました。

試しに20$スタートで出してみるとーー

入札があったのです。

ところがオークション終了するも入札はその1名のみ。

それでもメルカリで値がつかなかった商品が20$で売れたのだから、輸出ビジネスここにありとほくそ笑んでいたのです。この瞬間は。

この頃、僕の脳裏には祖父の遺した掛け軸が脳裏に浮かんでいました。

いける。これはいける。

梱包と発送はメルカリで慣れている妻に任せて、一安心。僕の妄想はその晩眠れなくなるほどに止まりませんでした。

しかし、この後、僕らは思わぬ落とし穴に嵌ることとなります。

ビギナーズ・アンラック

翌日、仕事を終えて家に帰った僕に妻は告げました。

引火する可能性がある危険物ということで輸出が禁じられている品物だったのです。

しかし、もう落札されてしまっています。しかも、アメリカ人に。

日本人相手ならあれこれ言葉を捻り出して角が立たないよう謝罪する術がありますが、英語でそれをやれとなると大変です。

焦った僕は慌てて調べました。

そして、分解をすれば部品として送れたというセラーのブログ記事を見つけたのです。

安堵のため息を吐き、早速スモウライターをバラバラにしました。

未使用品なので中の綿にオイルは染みていません。

そして翌日ーー

そこの郵便局では国際郵便を取り扱う機会が少ないらしく、すんなりとはいかなかったようですが預かってもらえたのです。

しかし、これで無事に終わるかと思いきや、翌日僕の電話が不吉な調べを奏でました。

もうダメだ。

天地がひっくり返ってもライターと思しきこの品は受け取れないとのことでした。

しかも、途中まで運んでから預かれないことが判明したということで送料を取られました。

かくしてスモウライターは手元に戻り、僕たちは泣く泣くこの取引を諦めることになります。

バイヤーには理由を説明して納得してもらう他ありません。

バイヤーに連絡する前にebay公式に相談してみました。ここでも英語を使います。

すると意外な返事が来たのです。

まさかのホスピタリティ。

その後、僕らのアカウントがサスペンドされることも評価が落ちることもなく、無事にバイヤーにはキャンセルの連絡を入れてトラブルにはならなかったのでした。

反省

この時の取引では僕らの情報収集不足で多方面に迷惑をかけてしまいました。

いくら四方八方を英語に囲まれているからといって規約を蔑ろにしていいわけではありません。

ebayではメルカリで取引できるアレコレが通りません。

古着なんかも禁止されているんです。意外ですね。

禁止されている商品リストはこちらをご覧ください。大丈夫、日本語です。

あれ？・・・・・・よく見たらライターはこのリストにないですね。

思い返せば、他の人が以前に分解して取引していた履歴があったんですよね。

・・・・・・郵便局が厳しくなったのかもしれませんね。やっぱり、僕ら悪くないじゃん。

こうして初回の取引が失敗に終わった僕らですが、めげずに次の取引に手を出します。

そう、僕らはKAKEJIKUの輸出をしてWabi-Sabiの心を海外にお届けすることが課せられているのです。

まだ続くことになってしまいました。お付き合いいただけると幸いです。